スポーツ仲裁
当協会が行う代表選手の選考、オリンピック競技やパラリンピック競技の強化指定選手の選考、不祥事の処分など当協会の決定に対して不服がある場合、公正かつ速やかに解決するため、公益財団法人 日本スポーツ仲裁機構 (JSAA) が行うスポーツ仲裁を利用することができます。
このスポーツ仲裁は、当協会からは独立した機関で、スポーツ法の専門家である弁護士や学者などが仲裁人となって、当協会の決定に対する不服について審査し決定を下すという制度です。
スポーツ仲裁機構の審査の結果、当協会がした決定と異なる結果が出た場合、当協会は、スポーツ仲裁機構の判断に従います。
以下、代表的な事案について説明します。
(1) 代表選考・強化指定選手選考に対する不服
当協会は、公平かつ公正な選考を行うよう努めますが、当協会の選考結果に不服がある場合、スポーツ仲裁を申し立てることが可能です。
(2) 不祥事処分に対する不服
倫理規程などの違反行為をした場合、当協会の賞罰規程に基づき、賞罰委員会が処分を下します。この処分に不服がある場合、アスリートについては、①スポーツ仲裁を申し立てる、又は ② 当協会内部の不服申立て制度を利用するか、選択することができます。② を選択した場合、スポーツ仲裁は利用できませんので、注意してください。
次の事案については、スポーツ仲裁の対象になりません。
- 競技中の審判の判定
- 昇段昇級規程に基づく段位又は級位の認定
- 正会員、賛助会員、役職員、加盟団体・準加盟団体に対する決定
公益財団法人 日本スポーツ仲裁機構 (JSAA)
スポーツ仲裁に不服を申し立てる場合は、当協会の決定が出たことを知ってから6か月以内などのルールがありますので、詳しくは、JSAA のウェブサイトでご確認ください。